おかげさまで「たろうの雑学カフェ」は、開設11年目に突入いたしました。
 今回は開設10周年記念企画ということで、2013年11月30日夜にチャット形式で行われた、「That's学(2003年5月23日開設)」「雑学解剖研究所(2003年6月2日開設)」「たろうの雑学カフェ(2003年7月9日開設)」という、同じ年に誕生した3つの雑学サイト管理人の座談会『11年目の雑学談義』の模様をお伝えします。
 これからも、いずれのサイトとも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
 
2014年2月13日
たろうの雑学カフェ・管理人 たろう

― 本日はお集まりいただきありがとうございます。

リオ(以後・リオ):こちらこそ、参加できて光栄です

フレッシュワーズ(以後・FW):お呼びいただきありがとうございます。

たろう(以後・たろ):本日はよろしくお願いいたします。

― お三方の雑学サイトがちょうど11年目ということで、「11年目の雑学談義」を、早速ですが始めさせていただきたいと思います。

リオ:思えば長いですよねえ。

たろ:気づけばもう11年目。

FW:11年前はまだ私は中学生でしたからねえ…。

たろ:20代だった自分も、そろそろ40歳近くになってしまいましたw

― まずは、簡単な自己紹介をお願いできるでしょうか。

たろ:「たろうの雑学カフェ(http://zatsugaku-cafe.com/)」マスターのたろうです。たま~に、どこぞの疑問箱で参照されたりしています。北海道在住、寝ることと食べることと学ぶことが趣味みたいな人間です。あ、あと放浪癖あります。

リオ:「雑学解剖研究所(http://why.mods.jp/)」の所長のリオです。長らく更新滞ってまして心苦しいです。群馬在住です。研究所は色々なジャンルに分けていますが、最近の興味はコンピュータ関連になっていますね。

たろ:リオさんのその手の発言、某所で時々拝見しております。

リオ:お恥ずかしい。

たろ:いえいえ、結構そのひとことが面白いですよ。

FW:「That's 学(http://fleshwords.web.fc2.com/)」管理人のフレッシュワーズです。滋賀県在住です。2003年5月23日にサイトを設立し、一言雑学集や雑学見聞録などと銘打っていろいろな雑学を紹介してきました。たまに遊びで実験ネタなんかも載せつつ、楽しくやってきました。ちなみにサイト設立当初は中学生でしたが、現在、私は大学院生になり、来年には就職を控えています。

たろ:10年前は中学生だったふれっしゅさんも、もう社会人…(遠い目

FW:心はまだまだ少年ですけどね!

たろ:見た目は大人、中身は少年、その名はフレッシュワーズ(仮名)!


■10年間あれこれ

リオ:10年以上経っているというのは改めて考えると衝撃ですね。

たろ:ですね。10年間で消えたサイトの数を数えていくと…。私にとって、10年お付き合いが続いている雑学サイトの管理人さんって、リオさんとふれっしゅさんだけなんです。

FW:最近は手軽に管理できるブログやwikiなどが増えて、個人サイトがめっきり少なくなってきましたからね。10年前からずっとお付き合いが続いている相互リンク先は大変貴重です。

たろ:同感です。

リオ:個人サイトは本当に減りましたね。

たろ:逆にお手軽すぎて、内容もなんか軽い雰囲気になってきたかなという風潮はあるかなという感じです。

リオ:一つのサイトをじっくり見るという習慣がなくなってきているのだと思います。

たろ:最近は検索に引っ掛かってフラッと…という方が多い気がします。

― その中で、あえて10年間サイトを辞めずに続けてきた理由とは何でしょうか?

リオ:逆に辞める理由がないからですかね。

たろ:自分も特に辞める理由もなく。ただ、前に自己紹介的なところに書いた気がしますが、一つの百科事典的な存在としては更新を続けていきたいと思います。

FW:自分で好きなようにカスタマイズできるので、やはり個人サイトが好きですね。手軽に更新できるwikiの使用も一時期考えたこともありましたが、どうも陳腐なデザインになってしまい、強い思い入れを抱くことができませんでした。

リオ:それは本当にわかります。

たろ:自分でデザインして、自分で管理する手作り感!お二方とも、サイトのデザインにはかなりのこだわりをお持ちですからね。そういうものは、今は少なくなってきたかなと。

リオ:そうなんですよね。でもサイト構築の時に得たノウハウは本当に役立ちますよ。

たろ:そしてHTMLの知識にも長けてらっしゃる(←ビルダーでお手軽にすませる人間)

リオ:ブログはブログでノウハウが有るのでしょうが、いちから作るのはやはり違いますからね。

FW:私の場合、中学の友人にデザイン系のサイトを運営している人が多かったので、その影響も少なからず受けているのかもしれません。あと、昔からものづくりが大好きだというのがありますね。Webデザインも広い意味ではものづくりの一種だと思っています。

たろ:私もそう思います。一種のアートのようなものを感じます。

リオ:全く同感ですね。ブログ系は更新日時が重要視されますから、更新に対するプレッシャーが大きい人もいるのではないかなと思います。それで疲れてサイトごと消してしまうというケースも有るのかもしれません。

たろ:サイトもブログも、そしてTwitterのような手軽なものでも「続けなければ」と構えてしまう方は自然に消滅してしまっていますね。

― なるほど。

FW:その点、更新日時に縛られない個人サイトはある意味では気楽でよいですね。ついつい気が緩むと更新停滞してしまいますがw

たろ:個人サイトあるあるwサーバ代と独自ドメイン使用料の無駄遣い感が…。でも、変なプレッシャーがないのは、個人サイトが一番気楽でいいかな?

リオ:有料サーバーの場合はその問題もありますよね。まあプレッシャーの感じ方は個人の資質に大きく関係するところだとは思いますが。 ある程度のデータベースになれば、存在することに価値が有るのかなと思います。

FW:『存在することに価値がある』は強く共感できます。雑学サイト運営のモチベーションの根底にある概念ですね。

たろ:そうなんですよね。とにかく存在自体が貴重。プレッシャーは継続料金のお支払い時期のみ。

FW:お二方と違って、うちはまだ無料サーバーなので、料金に関しては問題ないんですけどね。しかし、長らく更新停滞が続いていて、ちょっと後ろめたさは感じていますw 長い人生をかけて、のんびりと更新していこうかなと思っているわけですが。

リオ:後ろめたさは常にありますよ。それがサイトを閉鎖する一番の理由なんだと思います。

たろ:お二方のサイトを拝見していると、「できるときに」「できるだけ」更新という、自然体で構えないところが良いと思います。すでにベースは一定量出来上がっていますし。後ろめたさに関しては同じく。たまに「更新まだ~?」というツッコミ来ますw


■Twitterという情報発信ツール、そして最近更新が停滞している理由って…?

リオ:たろうさんはTwitterでの発信にシフトしていってる感じなのでしょうか?

たろ:そうですね。Twitterのbot(自動つぶやき)アカウントがあるので、現在300弱ほど入れて、あとはたまに覗く程度です。そして、フォロー/フォロワー数ともに、個人のアカウントの倍はあるというwただし、あくまでTwitterのつぶやきは、「ひと口雑学」の後継と位置付けています。なんてったって140字でまとめなければいけないので。

FW:私も最近はTwitterでの雑学発信が主になりつつありますね。つぶやいた雑学の多くは、いつかサイトのほうにも載せるつもりですが。Twitterでのつぶやきは検索に引っかかりにくいという難点があるので、やはりサイトに載せないと情報としての価値が薄れてしまいますからね。

リオ:なるほどー。Twitterは個人的にはやったことはないですね。

たろ:お、リオさんがTwitterやっていないのは、個人的にちょっと意外。

リオ:でも「ちょっと雑学」の部分をTwitterの埋め込みパーツに変えればうちのサイトでも出来そうですね。

たろ:「ひと口ネタ」はTwitterからの発信が便利ですね。でも、埋め込みパーツの類がいろいろとあるので、今後はそう言ったものも上手に組み込んでいければなと考えています。

リオ:Twitter、個人的には、ということなので、仕事の関係で少し管理してた時期はあるんですよ。3・11の時の情報発信ですが。その時に自分のアドレスを使ってアカウントを作ったので、個人のアカウントを取るのが面倒なんですよね。

たろ:なるほど、3・11の時はTwitter威力発揮しましたね。

リオ:そうですね、あの時は実感しました。もしかしたらいずれ作るかもしれません。ただまあ、不特定多数に発信したいという情報もあまりないのです。

たろ:個人用アカウントで雑学をつぶやく時はハッシュタグ#taromemoを入れて、あとでその部分だけ抽出できるように細工しています。まとめサイトではないけど、#taromemoとbotアカウントを集約して、サイトのページでも作ろうかな…って原点回帰。リオさんは、今まで拝見してきた感じ、サイト以外ではひっそりと活動なさってらっしゃいますよね。いくつか存じ上げていますが。

リオ:うーん、活動というほどの活動はしているつもりはないのですがw石の下のダンゴムシのような感じです。

たろ:まあ、たしかに、ごくたまに何かつぶやくという感じですね。ふれっしゅさんは、用途に合わせて各種ツールを使い分けている、という感じかな?けっこう、あちらこちらでつながっていますが。

FW:そうですね。情報を効率的に発信するのに適切な手段を日々模索しています。特にTwitterとサイトの使い分けは、個人的には目下の最重要課題ですね。

たろ:なるほど、たしかにそんな気がします。

リオ:その辺の所を今日、実はお聞きしたいのですが。

たろ:はい。

リオ:3人の共通点として、メインサイトの雑学の掲載が滞っているというのがあるようなのですが。

FW:(笑)

たろ:(ギクッ)

リオ:正直その理由というのはどのへんにあるのでしょう?かなり核心なところなのですがw

たろ:思いっきり核心ですw

リオ:Twitterへの発信にシフトした理由と言ってもいいかもしれませんが、私の場合Twitterすら発信していないのでまたちょっと違うと思います。

たろ:自分の場合は、もともとがスクラップの整理代わりにサイトを始めたようなものなので、10年以上やっている間に逆に書きたいことが増えてしまって収拾がつかなくなってきた、というところでしょうか。その辺を断片的に#taromemoで一時保管→長くなりそうなものはまとめてサイトにアップ、という理想はあります。(あくまで理想です)

リオ:書きたいことが増えすぎる、というのはすごい状況ですね。羨ましいです。

たろ:ただのコレクターですのでw雑学以外にもその辺の器類やキャラクターグッズなど多数。Twitterは、雑学botが多いので、興味を持っていただく取っ掛かりにはいい、という利点はあると思います。でも、もう少し突っ込んだところは、やはり自作のサイトにかなうものはないとも思っています。

FW:私の場合、大学入学以降、更新頻度ががくっと落ちてしまいましたね。高校までと比べて、まとまった時間が取りづらくなってしまったのが要因です。それゆえ、気楽に隙間時間につぶやくことができるTwitterへと自然に移行していました。また、元々が中学時代に中途半端な知識で作ったサイトだったので、サイトの構造やソースファイル(サイトの設計図のようなもの)の書き方があまりにも杜撰で、更新の際に余計な手間が掛かり、更新モチベーションが下がってしまったというのも原因ですね。もちろんいつまでも更新モチベーションが下がったままではいけないので、将来の更新を見据えて、大学の長期休暇を利用して、2012年には、サイトのデザインから目に見えない基礎部分に至るまで、抜本的にリニューアルを行いました。おかげで随分と更新しやすい環境を整備できました。また、アイデアもたくさん溜まってきているので、早ければ来年にでも大量放出したいなと考えています。

リオ:それは楽しみですね。

たろ:期待。

FW:しかし、コンテンツ構成の見直し(サイトの内容をどのように分類するか)、という課題がまだ残っているんですけどね。

たろ:そこは自分も時々直したくなる時があります。特にできるだけ簡略化して、更新しやすい環境にしたいなと。あとは見やすさ。見やすい=構造が単純、かなと。もちろん、デザインをかじった人間なので、デザイン的なこだわりもあります。

リオ:そうですね、うちのサイトもコンテンツの1ページが凄く長くなってしまって、それを毎回編集して更新するというのはスマートじゃない気がしています。

― なるほど、更新しやすい環境づくりが皆さんの課題となっているわけですね。

たろ:はい。ささっと更新できないと、飽きっぽい人間なので、サイトが続かないかなーと。


■“ジャンル分け”は難しい

FW:雑学は「雑多な学問」ですから、ジャンル分けが難しくて頭を抱えることがしばしば。その点、リオさんはうまくジャンル分けをしていますよね。

リオ:ありがとうございます、でも現在のジャンル分けは本当に難しいと思いますよ。

たろ:分野ごとに分けると、他の分野とリンクしてしまう…。

リオ:というか、現在のジャンルの多様化が更新を難しくしている一因なのです。時代が進むごとに、雑学の種類も増えていかざるをえないのです。そうなると既存のカテゴリでは追いつかない部分が出てきます。

― 日進月歩の時代ですからね。

リオ:コンピュータ関連やエンターテイメント関連なんかはその典型ですよね。まあそういう分野は追わなくていいという考え方はあると思うのですが。

たろ:その辺の変化はすぐ内容が変わってしまいますね。それで、個人的には不変の事実のみをアップしていこうと、最初から考えていたのですが、それでも更新せざるを得ない部分がちらほらと。

FW:雑学を系統立てて整理するためにはジャンル分けはとても重要ですからね! しかし、私の場合はやや特殊で、実はジャンル分けをせずにコンテンツを作っています。ジャンル分けをすると確かに読みやすくなりますが、自分の興味のある分野の雑学しか読まない人が現れやすくなる気がするのです。「読者に自分の興味ある分野以外の雑学も知ってもらい、それがきっかけとなって新しい分野の魅力を感じてほしい」という思いが強いので、私はあえてジャンル分けをしていません。

― なるほど。

リオ:雑学をあえてジャンル分けすることによって視野が狭くなるというのはあると思います。

たろ:すべてのことが、すべてのことにリンクしている。すごく実感しています。

FW:分野横断的であることが雑学の魅力のひとつだと思っています。

リオ:全くそのとおりですね。

たろ:リベラル・アーツですね。

FW:(それゆえサイト構成に難儀しますがw)

たろ:2回目の10年間は、そのあたりでお互いパワーアップしていくのかなと思います。まして、個人でサイトを運営する方が減っている時代ですので、そうした技術の向上で、他よりも、もっと光るサイトが出来上がっていくのではないかなと思います。

リオ:ウェブ系の技術も日々進んでますから、そろそろ私も最新の技術を取り入れなければなりませんね。

FW:それぞれが自分なりの「雑学発信のより良いあり方」を見つけ、各サイトがさらに素晴らしいサイトになっていることを期待しています。(私も最善を尽くします!)

たろ:(HTML覚えよう…なんて今さら言えな…)

リオ:(HTML5とかわけわかんないよ、勘弁してくれよ…)

FW:(…HTML5の機能をフル活用できる気がしない…)

たろ:(HTMLってなぁに?それってどんなワインに合うの?)

リオ:(鳩胸のリゾットですよ)

たろ:(ゴクリ…)
(次頁に続く)

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