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■サイトデザインへのこだわり

― さて、なんだかんだで10年間やってきて、お互いがお互いのサイトを観察してきたわけですが、初めてそれぞれのサイトを見たとき、管理人さんについて、どのような印象を持たれたか、覚えてらっしゃいますか?あーこんな感じの方が運営されているのかなーとか。

リオ:雑学カフェは、恐ろしく博識な人が運営しているのだな、と思いましたよ。

FW:雑学カフェは雑学サイトとは思えない瀟洒なデザインだったので、デザインに造詣のある人が運営しているのだと、一目で感じました。

たろ:恐れ入ります。実はお二方に共通して感じたことなのですが、文章力が非常に高くて、しかも雑学のレベルが高い方だなーという印象を受けました。で、年齢をうかがった時、当時どちらもまだ10代と聞いて面喰った記憶があります。

リオ:That's学さんのサイトは、短くまとめられていながらもオリジナリティに富んだ内容で、面白いサイトが出てきたなという印象があったと思います。

たろ:リオさんの研究所は、当時やっていた雑学検定に思いっきりハマりました。

リオ:ありがとうございます(笑)

たろ:ふれっしゅさんのサイトは、知的な中にも遊び心があるなと。そしてみんなでワイワイ楽しみながらサイトを作っているなーと。

FW:ありがとうございます。そして、リオさんの研究所は、一つ一つの雑学の調査が深く、また文章も読みやすかったのが印象的です。あとは、たろうさんと同様、デザイン性の高さを感じました。細かいアイコンや挿絵などにも気を配っていて、読者を楽しませる工夫ができているように思いました。

リオ:雑学一つ一つに挿絵がありましたからねえ。

たろ:リオさんのサイトはたしか、ピクセル単位での調整箇所が多数あった気が。

リオ:ピクセル単位での調整はかなりやりましたね。

FW:ピクセル単位の調整!(笑)

リオ:テーブルの角を丸く見せたりとかも結構大変でした。

たろ:今見ても、かなり芸が細かいですよね。内容とデザイン、どちらもクオリティが高い!

リオ:What's Newとかのサイコロなんかはかなり微妙な調整した記憶があります。

たろ:(ちょっと気が遠く…

リオ:研究所のコンテンツのほとんどは、ほんの少し文字間をとってあるんです。

たろ:Σ(゚д゚ )11年目の事実!

リオ:一番小さい単位の文字間(1ピクセル)です。それでだいぶ読みやすさが変わるんですよ。

たろ:ですよね。

FW:学会発表や研究論文などでもそうなんですが、立派な研究をしていても見せ方が下手だと、価値を見出してもらえません。雑学サイトでも同様に「読みやすさ」はとても重要だと思います。

たろ:どんなに内容が良くても、プレゼン力がないとただの労力の無駄遣いになってしまいますね。

リオ:サイト運営は総合的なコンピュータ関連のスキルが底上げされますよね。 CSSファイルとか見ると我ながらよくまあやったなと思いますよ、正直。

たろ:(CSS…勉強してないとか機械任せとか、カスタードクリームの略だと思っていたとか、そんなことry)

たろ:ふれっしゅさんのところは、2012年のリニューアルで、かなりすっきりした感が。

リオ:きっちり外部CSS化(サイトのデザインを記述した設計図を別に用意する方法)して綺麗に作りこんでありますよね、ふれっしゅさん。

FW:中学時代につくったtable(格子状の表)が複雑に入れ子になっている無茶苦茶なindexページがあまりにもひどかったので…。

リオ:tableは便利なもんでどうしても使っちゃいますからね。

FW:将来的にデザイン変更をしやすいと思ったので、外部CSS化を選びました。大学生になってから長期的な視点で物事を考えることができるようになってきたように思います。


■雑学って楽しい!

たろ:ふれっしゅさんは、大学へ進学してからかなり進歩したなーというものを感じています。

FW:周囲の人々から良い影響を受けているのだと思います。

たろ:良い影響を受けたければ、自分が良い影響を与える人になる、ここにいる全員が思ってらっしゃるかなと。だから、周りからも良い影響を受ける。そして、実際にお二方にお会いして実感したのが、どちらもアクティブ!3歩あるけば、そこには新しい興味の対象が!そんな感じを受けました。

FW:自分が影響を与える人になりたい。全くその通りですね。実際、私のサイトを見て、影響を受けて、うちの大学に入ってくれた方なんかもいて、嬉しい限りです。誰かの人生に少なからず良い影響をもたらせたとき、サイトを作っていて本当に良かったな、と実感できます。

リオ:それは凄いですね、サイト管理人冥利に尽きる体験ですね。

FW:先日の学園祭のときにも、奈良から遊びに来てくれた初対面の大学生が「小学生の頃からサイトを見ていました!」と言って、涙目になってくれて、私まで思わず泣きそうになりました。

リオ:いい話ですねえ。

たろ:そういう言葉をいただける瞬間がうれしい!そしてそれがまた新しい活力源に!

リオ:本当にそうですね。

FW:そうですね。読者の方々の「へぇ~!知らなかった!」「そうだったのか!」「面白い!」といった声こそが、モチベーションにつながります。

たろ:それ、あります。そういや前にTwitterのbotアカウントが某公共放送の人気アカウントの目に留まって、へぇボタン連発された時は、ついニヤッとしてしまいました(ぐらいの反応しか)。あ、でも、ネット上に載せている以外にもネタはあるので、そう言うのを公私の場やチャット上でちょっと織り交ぜて話したりすると、結構喜んでもらえます。

FW:同じく。雑学知識は日々のコミュニケーションツールとしても大いに役立っています。

たろ:あまりひけらかさず、でもさりげなく。みんな知的好奇心は潜在的に持っていると思うのです。

リオ:潤滑剤として非常に良い役目を果たしてくれますね。

FW:勉強が嫌いだと言っているような人でも、雑学の話なんかは興味を持って聞いてくれますからね。

たろ:あるある。

リオ:専門分野の知識を雑学としてでも持っていると、その分野の人と打ち解けるきっかけにもなりますよね。

たろ:専門分野のあるところに雑学もあり、ですね。たしか記憶に間違いなければ、ここにいる全員が仕事として学生の方々に勉強を教えるという経験をお持ちだったはずですが、生徒たちにボソッと雑学を話してみたりすると、急に反応した、というようなことありませんでしたか?

FW:むしろ授業内容より余談の雑学の話のほうが食いつきが良かったりしますw

たろ:それありますw

FW:大学受験には直接的には役立たないけど、きっと彼らの長い人生において、いつか雑学知識が役立つ日が来るだろう、と思っています。

リオ:授業の科目の一つに雑学を加えるべきなんじゃないかと本気で思うことがあります。週2くらいであってもいいと思いますね。

FW:最近は「科学と人間生活」なんていう科学雑学を凝縮させたような楽しい科目があるようです(2011年以前の科目で言えば「理科総合」にあたります)。主に文系高校生のみの履修科目であることが些か残念ですが。現在の指導要領だと、物理・化学・地学・生物をすべて履修できる理系はほぼいませんからね。

たろ:理系は全部網羅してこそ面白いんですけどね。文系もまた然りなんですが。ところで「現代社会」的な教科は、今も存在するのでしょうか?

FW:現代社会は今もありますね。昨日も塾で教えてきました。

たろ:おー!(20年のギャップは、現代社会には存在しなかった…)

リオ:ヒッグス粒子の研究をしながら微生物の構造を学ぶというのは大変でしょうからね…。

たろ:広く深く学ぶことができたとしても、深海に凹凸があるように、どうしても分野ごとに深さのばらつきが出てしまいますね。それでもめげずにさらに深遠を探ろうという精神が、きっと10年以上サイトを運営する原動力になってきたと思うのですが。

リオ:そうですね、深遠を探れれば素晴らしいのですが、深海から打ち上げられる深海魚を見てあれこれ言っているのが私なのかもしれません。

FW:深海の凹凸を片っ端から散策し、それぞれの魅力を的確に伝えられるようなガイドブックを作りたい、というのが私の野望です。些か壮大な夢ですが。

たろ:雑学のガイドブック!個人的には、テーマを決めて分冊形式でいろいろな方にも分かりやすい“なにか”を作成できればいいなーと、先日ふと思いました。

リオ:実に素晴らしい夢ですよね、(比喩的な意味での)「深海の魅力」を伝え続けて、それに気づく人が少しでも増えてくれたら嬉しいですよね。

たろ:実際の深海も、宇宙並にまだまだ未知の領域なので、そういうものを(比喩的な意味で)探して新しい発見ができればいいなと。


■おわりに

― さて、 これまでサイトの事、雑学のことなど、さまざまなことを話し合ってまいりましたが、
 1)今回実際にお話ししてみて、お互いどのような印象を持たれたか(特にリオさんとふれっしゅさんは初対面なので)
 2)これからのサイト運営や、雑学含め自分の教養を高めていくなど、今後の抱負のようなもの
 …最後にこの2点をお願いできるでしょうか?

リオ1)本当にお二人ともしっかりした素晴らしい方だと。ふれっしゅさんもたろうさんも、正当な学問を修めて極めながら雑学という分野にも進出しているという点で、凄いバイタリティと行動力があるなと思っています。
2)これからのサイト運営ですが、正直見通しは立っていません。ただ、別件でサイトを立ち上げる予定があり、その中で技術的な面での知識の更新をするつもりです。それを研究所の方にもフィードバックして、より見やすく更新しやすいサイトを作りたいですね。最近気づいたのですが、割りと変に完璧主義なところがあって、気にいらない部分が出てくると放置するくせがあるようなのです。なのでその部分を直していけば、またするすると更新できるかもしれません。雑学系のサイトやブログは今やあふれていますし、情報の洪水時代で、どんな情報も検索すればほとんど知ることが出来ます。なので、どう個性を出していくか、差別化していくかが大事だと思っています。率直な所、現在はそれを考えあぐねている部分はありますが、いずれ自分が納得できる形を見つけられればと思います。

たろ1)私はリオさんにもふれっしゅさんにも実際にお会いしたことがあります。その時も学があって、好奇心がそれをさらに高めているんだなという印象を受けていましたが、その精神を相変わらずお持ちだなと感じました。しかもお二方には時々連絡を取っており、ある程度の近況を知っているわけなんですが、それでも、あらためてこのような機会にお話しさせていただくと、常に自分に磨きをかけているなということを再認識させられました。
2)今後は、とにかく資料・情報の整理!をしつつ、新しい分野にもどんどん首を突っ込んでいこうかなと思っています。そして得た情報をサイトなりTwitterのような既存のものや今後出るであろうツールなりで発信していければと。実は他にも構想はあるのですが、今のところはナイショですw
おまけ)お話ししていて、今後、どのように教養を身に着けていけばいいか、また、サイトの運営方法等、いろいろ参考になるところがありました。ありがとうございます。また、お二方とも、ちょっとお茶目ですねw

FW1)リオさんと実際に会話をしてみて、雑学に対する自分なりの考えをしっかりと持っている人であるということを強く感じました。本当に雑学のことが好きだということが伝わってきて、とても嬉しくなりました。またコンピュータ関連の分野にも詳しいので、技術的な面の相談などでも今後お世話になりたいと思いました。
2)序盤で語ったように更新しやすい環境づくりの模索を取り急ぎ行い、修士論文を提出した後は、徐々に更新を再開していき、やがては(自分にプレッシャーがかからない程度に)定期的に更新をしていくスタイルにしたいと思っています。また、大学で学んだ高等な内容も数式などを交えつつ、一般の方々にもわかりやすく、かつ、専門家にもわかりやすく、発信していきたいと思っています。あと、趣味の郷土史関連の調査もどこかにまとめたいなと思っています。あれもこれもとやりたいことがあるので、収拾がつかなくなりそうですが、なんとか上手く整理して、一人でも多くの人が楽しめるようなサイトを作っていきたいです。

リオ:それは楽しみですね、10年を過ぎましたが、これからが本当に開花する時期なのかもしれません。

たろ:よく言われるのが10年続けば成功だ、ということかな。そのあとはだんだん熟成されていくと思います。そして、ふれっしゅさんは、春から社会人としての生活が始まりますね。

FW:来年は大きな飛躍の年にしていきたいです!

リオ:必ずそうなると思います、応援しています。

FW:ありがとうございます。春からの新生活も全力で頑張ります!


― 皆さんの益々の発展を、陰ながら応援しております。本日は長い時間、本当にどうもありがとうございました!

(2013.11.30 22:40-2013.12.01 01:22)
※ 発言内容(各人の状況や“来年は”などの時間的な発言)は対談当時のものです。

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