毒の種類

 「毒薬」「毒ガス」「毒キノコ」など、毒のあるものにはさまざまなものがあるが、いずれも通常上手く機能している体の中の働きを何らかの手段を使って破壊してしまうという点が共通してる。その破壊の手段も毒の種類によってさまざまである。
 まず神経系を狂わせるタイプ。神経が信号伝達のために出す電気をストップさせ、脳から筋肉への命令をさえぎるもの。フグやサソリの毒がこれにあたる。また神経細胞間の連絡はアセチルコリンという物質を発信して行われているが、使用済みのアセチルコリンを分解させないものもあり、そうなるといつまでも送信が止まらないままとなり、筋肉がけいれんを起こしてしまう。神経ガスなどの毒ガスがこれにあたる。また送信されたアセチルコリンを受信させずに体を麻痺させるものもあり、コブラの毒などがこれにあたる。
 また、人間の細胞そのものを破壊してしまう毒もあり、マムシの毒がこれにあたる。また一酸化炭素などは赤血球と結びつき全身に酸素が行き渡らないようにしてしまうタイプの毒であり、青酸カリは細胞がエネルギーを作らないようにさせてしまう毒である。
 さらに、ダイオキシンやPCBなどは脳から体中に伝達される情報を捏造し、長い時間をかけて体の動きを狂わせてしまうタイプ。本来「ホルモン」が行っている情報伝達の邪魔をすることから「環境ホルモン」とも呼ばれている。


2009.07.14 作成

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投稿者: たろう

京大進学を目指す学習塾教室長・40代独身。お嫁さん随時募集中。