マッカーサーも泊ったホテルニューグランドとは?

 氷川丸を見学したあと、道路を渡りホテルニューグランドへ行きました。

 関東大震災の震災復興計画の一環として、1926(大正15)年12月1日に開業したホテルです。


2002.10.30 撮影



マッカーサーが来日後、初めて泊まったホテル

 終戦直後の1945(昭和20)年、日本占領統治のために訪れたダグラス・マッカーサーが、最初の数日間をすごしたホテルでもあります(315号室)。

 彼が泊まった部屋は、現在「マッカーサースイート」として、当時のままの状態で残されています(泊まることもできます)。

 ちなみに彼は、1937(昭和12)年の新婚旅行の時も、このホテルに泊まっています。

 ホテルニューグランドの本館を設計したのは、渡辺仁という人物です。

 マッカーサーは当然この本館に宿泊したわけですが、このあと彼がGHQの本部を置いた東京の第一生命館も、実は渡辺仁による設計でした。

 図らずもマッカーサーは、日本占領統治機関の初めから終わりまで、渡辺仁の建築に大変お世話になってしまいました。

ホテルのロビーをのぞいてみます


2002.10.30 撮影

 本館の回転ドアを開けるとすぐにこの階段が現れます。

 多くのメディアに登場しているので、見覚えのある方も多いかもしれません。

 絨毯やエレベーターなど、西洋風のつくりの随所に、東洋風の意匠が見られ、どこかオリエンタルな雰囲気を醸し出しています。


2002.10.30 撮影

 階段を上ると、一面青じゅうたんに包まれたロビーが現れます。

 この2階の窓からは山下公園が一望できます。

 かつて長い外洋航路船でYOKOHAMAの地にたどり着いた旅行者が最初に宿泊したのがこのホテルで、先の旅人達もこのロビーで思い思いの時をすごしました。


2002.10.30 撮影

 1階のコーヒーハウス“ザ・カフェ”から見た山下公園方面の風景です。道路の向かいは山下公園です。

 私はこの時から、関東を訪れる時は、必ずこのホテルのこの店に必ず立ち寄り、ここのチョコレートパフェをいただいています。

ホテルニューグランドで生まれた3つのメニュー

 ところで、このホテルニューグランドで生まれた洋食の定番が、3つあるのはご存じてすか?

  • スパゲティ・ナポリタン
  • シーフードドリア
  • プリンアラモード

 これらのメニューは、実はここホテルニューグランドで生まれたものです。

 実は日本オリジナルだった洋食のメニューはたくさんありますが、ここホテルニューグランドでも、たくさんのメニューが生まれ、多くの人に親しまれています。