釧路川

 北海道釧路市の名所である幣舞橋(ぬさまいばし)が架かっている川。釧路川の西約2kmの十条製紙釧路工場わきに「新釧路川」が流れている。釧路川は屈斜路湖を源とし太平洋沿岸の釧路市に河口がある。しかし、本流となっているのは実は「新釧路川」のほうである。
 そのようになったいきさつの発端は1920(大正9)年8月の釧路川大氾濫。この時、山手を除く市街地が1週間水没した。その翌年より治水工事が始まり釧路町・岩保木に水門を設置、海まで直線12kmの放水路を掘削し、1930(昭和5)年に本流の切り替え工事が完了、以後元の釧路川の区間に釧路川の水か流されることはなくなったがそのおかげで市街地の洪水は皆無となった。この時、岩保木水門から切り替えられた新しい川は「新釧路川」と名付けられた。
 ところが1967(昭和42)年、釧路川が一級河川に指定された際にそれまで新釧路川と呼ばれていた区間を「釧路川」に改称。本来の釧路川のほうは「旧釧路川」となってしまった。しかしこの名称変更に対し元の名称に戻してほしいという声は改称当初より多く、市民団体や地元自治体などから名称復帰の要請が寄せられていた。そのため社会資本整備審議会の審議を経て2001(平成13)年4月5日、「旧釧路川」が「釧路川」になり岩保木水門から下流の釧路川下流部が「新釧路川」と、34年ぶりに名称が復帰した。


2003.09.03 作成
2005.12.13 更新

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投稿者: たろう

京大進学を目指す学習塾教室長・40代独身。お嫁さん随時募集中。