ミイラ

 「ミイラ」という言葉の由来はさまざまな説があるが、最も有力なものはポルトガル語の“mirra”から来たというもの。これは北アフリカ原産のカンラン科の潅木からとれるゴム樹脂のことで、古代エジプトのミイラ作りの際にも利用されていた。また、瀝青(アスファルトのようなもの)を指すアラビア語「ムンミヤ」から来たという説もあり、こちらはミイラの顔の色が瀝青を塗った色に似ていることから、ということからきたとする説である。ちなみに、古代エジプトでは「崇高なる者、威厳ある者」という意味の「サアエフ」と呼ばれていた。
 ミイラは漢字で「木乃伊」と書くが、これは単純に「木の人」という意味。「木」はmirra樹脂の原料となる木のこと、「伊」のつくりの「尹」は手に杖を持った様子を表した象形文字で、本来は杖を手にした部族の長を表していた。その後、社会の拡大により特別な技能や管理能力のある人のことをさす様になった。


2009.07.28 作成
2017.09.13 更新

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投稿者: たろう

京大進学を目指す学習塾教室長・40代独身。お嫁さん随時募集中。