0027.海外旅行
 1841年7月5日、伝道師トーマス・クックはイングランド中部のレスターで開かれた禁酒大会の参加者のために、団体旅行列車を仕立てた。これがパック・ツアーの始まりとされる。クックは国際的に有名な旅行代理店の創業者となる。ツアー客が乗る車両には屋根がなかったが、当時は高価だった汽車旅行が大衆に広がった。
 日本人のあいだに海外旅行を広めたのもパック・ツアーだが、本格化したのは1964(昭和39)年。東京オリンピックが開かれたこの年、海外への観光渡航が自由になった。それまでは留学のほかは視察など職業上の理由がなければ、海外へは行くことができなかった。外貨を得るのにも、政府の渡航審査連絡会に申請書を出して許可を受けなければならなかった。

作成 2003.07.22/更新 2003.07.22
社会
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