0121.ゴールデン・ラズベリー賞
 通称ラジー賞。その年のハリウッド映画で、もっとも優秀な作品に贈られるアカデミー賞に対抗し、その年の最低映画を選出するハリウッドの冗談企画。毎年3月アカデミー賞授賞式の前日にハリウッドのルーズヴェルト・ホテルで開催される。ハリウッドで映画の宣伝・広告を行っていたジョン・ウィルソンの発案により、1980年より行われている。
 受賞者は映画関係者・映画評論家及び映画ファン約500人からなるゴールデン・ラズベリー賞財団によって選定され、受賞者には8ミリフィルムの空き缶の上に金色のラズベリーの房をかたどったもの(プラスチック製)を載せた、豪華な手製のトロフィー(推定時価7ドル29セント相当とも2ドル25セント相当ともいわれている、とにかく安物)が贈呈される。過去の受賞者にはアカデミー賞受賞者も数多く名を連ねていることからも分かるように、駄作にかかわってしまった大物俳優や有名映画監督など、映画界の大物がその対象となっている。
 この賞を受賞すると、次回作のオファーやギャラの激減など、今後の映画の仕事に大きな支障をきたしかねない、大変不名誉な賞である。そのためか、滅多に授賞式に本人が訪れることはなく、代わりにまったくのアカの他人が賞を受け取りに来る。
 しかし、2005年に最低主演女優賞を受賞したハル・ベリー(『Cat Woman』)は、実際に授賞式に出席、黒人女性として初のアカデミー主演女優賞を受賞した(『チョコレート』・2002年受賞)時のオスカーを片手に、その時のスピーチをパロディ化したスピーチを披露し、会場を大いに盛り上げた(実際にラジー賞に本人が出席したのは彼女で4人目)。またこの時、最低主演男優賞として『華氏911』に出演したジョージ・ブッシュ大統領が、現役の大統領として初の受賞を果たした(ちなみに最低助演男優賞はラムズフェルド国務長官)。
ゴールデン・ラズベリー賞公式ホームページ(英文)

作成 2004.06.29/更新 2006.01.17
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