0123.レインチェック
 アメリカにはレインチェック(rain check)と呼ばれる習慣がある。直訳すると「雨切符」という意味だが、要するに野球などの屋外催事が降雨で中止になった場合、お詫びの意味を込め次回の無料入場を約束して配る券のことを指す。起源は定かではないが、1980年代前半から一般的になり、大きな行事とは別な分野にも広まったといわれている。
 ゴルフ場では、落雷の危険や暴風雨でプレーの中止を余儀なくされた客に「天気のよい日に、改めてプレーをお楽しみください」とこれを渡す。スーパーマーケットの特売品が売り切れると、店は買い損なった客に、入荷し次第、同価格で購入できることを保証する券を配る。海に出て野生のクジラを観察するホエール・ウォッチングにもこれがある。期待に反してクジラに会えなかったとき、案内人は「次は間違いないから」と差し出されるのもレインチェックである。
 所用のためパーティーに出席できない人が「レインチェックをもらえる?」と、日常会話の中でしゃれた使い方もできる。

作成 2004.07.14/更新 2004.07.14
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