0147.マンモス絶滅の謎
 巨大なものの形容詞にもなっている「マンモス」。彼らは氷河時代、主に北半球の広い範囲に生息し、現在の日本では北海道に生息していたことも分かっている。長い体毛や分厚い皮下脂肪で寒さから身を守っていた。しかし彼らは8000~10000年前に突然絶滅している。なぜ滅びてしまったのか、はっきりとした原因は実はまだ分かっていない。『種の起源』で有名なダーウィンも、今のゾウより環境に適応していたマンモスがなぜ滅びてしまったのかは「解明不可能」とお手上げ状態だったらしい。
 現在考えられている原因としては(1)氷河期後の地球温暖化で、マンモスの主食だったイネ科の植物が減ってしまった。(2)彗星の地球衝突の塵などで、急に地球が寒冷化したからという説もある。しかし、どちらの説にも弱点があり、シベリアの永久凍土の中から、マンモスの遺体が瞬間冷凍みたいな状態で見つかる理由や、他の動植物が滅んだ証拠はあるかなど、説明できないところもあり、はっきりとした解答にはいたっていない。
 そこで、それらに代わり「人間による乱獲」説が有力な説として取り上げられている。肉は食用、毛皮は衣服などに、牙や骨は道具の材料にと、マンモスはまさにムダのない素材として当時の人類に用いられていた。実際ヨーロッパでは、建材として1軒に数十頭分ものマンモスの骨や牙を使った住居遺跡が見つかっている。

作成 2004.11.03/更新 2004.11.03
科学
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