0154.シャープペンシル
 シャープペンシルは、イギリスのホーキンスとモーダンが1822年に特許を取ったものがそのルーツとなっている。1838年、この特許を改良して作られた「エバーシャープ」という商品名のシャープペンシルがアメリカで発売された。エバーシャープは1877(明治10)年、日本に輸入された。
 日本でシャープペンシルを開発し、それを販売したのが発明家の早川徳次である。1915(大正4)年「早川式繰り出し鉛筆」という名で特許を取得、翌1916(大正5)年、エバーシャープに倣い「シャープペンシル」という名前で販売を開始した。しかし、日本での評判は初めのうちは良くなかった。しかし、欧米でこの商品が評判になると、日本でも人気を呼ぶようになった。
 1923(大正12)年、早川のシャープペンシル工場は、関東大震災により焼失。残った債務の返済のためにシャープペンシルの特許は日本文房具に売却されてしまった。
 しかし彼は翌1924(大正13)年大阪へ移り、早川金属工業研究所を設立、これが現在大手電機メーカーとして有名な「シャープ」の起源である。
 ちなみに英語圏でのシャープペンシルの一般的な名称は「メカニカルペンシル」という。

作成 2004.11.11/更新 2004.11.11
モノの歴史
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