0158.ボジョレ・ヌーヴォー
 Beajolais Nouveau。フランスのブルゴーニュ南部ボジョレ地区のガメイ種のブドウから作られるワイン。フランスのワイン法により赤ワインのみと定められている。1968年のデビュー当時は「ワイン界のフランス革命」といわれた。
 それまでのワインの醸造方法といえば、何年もかけて熟成させるというのが常識であったが、ヌーヴォーは二酸化炭素を使い、ブドウ一粒一粒の中で発酵を進める「細胞内発酵」という特殊な醸造方法のため、収穫したその年にワインとして飲むことができる。
 ブルゴーニュでは、昔からピノ・ノワールという品種のブドウが高貴なブドウとされ、ヌーヴォーに使用されているガメイは軽んじられていた。しかし、ボジョレ地区の花崗岩の土壌にはピノ・ノワールよりもガメイの栽培のほうが適している。そのため、この地区の人々のたゆまぬ努力の結果、従来の既成概念を打ち砕く早期熟成のワインが誕生した。
 もともと一般への販売が解禁されるのは、最も早い収穫に合わせた11月11日だった。のちに11月15日に変更となり、レストランや運送業者が休む土日と重ならないよう、1984年からは毎年11月の第3木曜日午前0時がヌーヴォー解禁と、フランス政府により定められている。日本では時差の関係で欧米よりも早く解禁を迎えるということで、一時期大ブームになったが、その後も変わらぬ人気を誇っている。そのため、ボジョレ・ヌーヴォーの消費量はフランスに次いで日本は世界第2位となっている。
 また、ボジョレ・ヌーヴォーは11月の季語にもなっている。

作成 2004.11.18/更新 2004.11.18
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