conclave。ローマ教皇を決める選挙のこと。ラテン語「cum clavis(鍵のかけられた部屋)」が語源。1268年にクレメンティ4世が死去した後、枢機卿たちが2年半経過しても次期教皇を決めなかったことに市民が業を煮やし、会場に鍵(クラーベ)をかけたことに由来する。
教皇死去(または退位)後15~20日のあいだに世界中の80歳未満の枢機卿たちが、健康上の理由などの理由がない限り、ミケランジェロの大壁画『最後の審判』で有名なバチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂に全員招集される。毎日午前と午後の2回投票が行なわれ、投票総数の3分2を上回る得票を得たものが出るまで続けられる(ヨハネ・パウロ2世による一部法改正により、決着が長期に及んだ場合には合意の上過半数でよいことになっている)。教皇が決定するまでの期間、外部との接触は電話やインターネットも含め一切許されず、食事は外部から差し入れられるパンと水だけ、寝るのも起きるのもすべて礼拝堂内でという制度であったが、1996年のヨハネ・パウロ2世による規定の改正により、システィーナ礼拝堂内だけではなく、バチカンにある宿舎(聖マルタの家)に滞在することも許されるようになった。
投票の結果は、周囲に詰め掛けている各国の記者団や信者たちにその都度知らされるようになっている。その時の投票で選出できなかった場合は投票用紙を湿ったわらと一緒に燃やして礼拝堂の煙突から黒い煙を出し、選出された場合は投票用紙を乾いたわらと一緒に燃やして白い煙を出して知らせる仕組みとなっている。しかし、1978年のヨハネ・パウロ2世選出時に「灰色」の煙が出、関係者たちが混乱したため、2005年のコンクラーベの時より、煙の白・黒がはっきり分かるよう、白い煙を出すときは薬品を混ぜ、さらに新教皇決定時には白い煙と同時にサン・ピエトロ大聖堂の鐘を鳴らして、外部にもはっきりと分かるようにした。 |
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