0179.マリア・カラス札幌公演
 20世紀最大のオペラ歌手マリア・カラス(1923.12.2-1977.9.16)は、1974(昭和49)年11月11日、札幌市の厚生年金会館で有名なテノール歌手ジュゼッペ・ディ・ステファーノと共に公演を行なった。
 この公演で彼女は、黒いロングドレスに真珠のネックレスという装いで舞台に登場、全12曲を熱唱した後、ステファーノはイタリア歌曲『カタリ』を、カラスはプッチーニの歌劇より『私のお父さん』を歌い幕が閉じた。
 この時のチケットの値段はS席(500席)で15000円。これは同じツアーの東京公演(1974年10月12・19日、NHKホール)のものと同じ値段であったが、それでも完売。その後15年間、北海道内ではこの金額を超えるコンサートはなかった。
 カラスは札幌での公演終了直後パリへ帰り、その3年後に急死するまで公式の場に姿を現すことはなかった。フランスの伝記作家ピエール・ジャン・レミが著書『マリア・カラス ―ひとりの女の生涯―』の中で、「最後が札幌の厚生年金会館だったとは!」と述べているとおり、札幌公演が彼女の生涯最後の公演となったのである。

作成 2005.05.29/更新 2005.05.29
北海道雑学
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