0115.12ヶ月の名称
 現在の日本で使用されている月の名称は、「1月」~「12月」とその名の由来を聞くまでもない単純なネーミングである。しかし、世界に目を向けるとさまざまな月の名称が存在する。この項目ではそれぞれの月の名称とその由来を挙げておく。

英語(ラテン語由来)の月の名称
 英語に限らず、ヨーロッパのほとんどの言語やアフリカ側のアラビア語圏での月の名称は、古代ローマで使用されていたラテン語由来の名称を用いている。ここでは英語とラテン語の名称およびその由来を掲載する。
英語名 ラテン語名 名称の由来
1月 January Ianuarius 月の神ヤヌス
2月 February Februarius 贖罪の神フェブルウス
3月 March Martius 軍神マルス
4月 April Aprilis 愛の女神アフロディテ
5月 May Maius 豊穣の女神マイア
6月 June Iunius 女主神ユノ
7月 July Iulius ローマの独裁者ユリウス・カエサル
8月 August Augustus ローマ初代皇帝アウグストゥス
9月 September September 第7月
10月 October October 第8月
11月 November November 第9月
12月 December December 第10月
…なお、9月以降の名称の由来が実際の月と2ヶ月ずれているのは、昔のローマでは今の3月から1年が始まっていたことに由来する

日本の旧暦の月の名称
旧暦名 読み 名称の由来
1月 睦月 むつき 親しみ睦みあう月
2月 如月 きさらぎ 衣更着(寒さのため衣をさらに重ね着する)の月
3月 弥生 やよい いやおい(暖かくなり始め、いよいよ生い茂る様)の月
4月 卯月 うづき 卯の花の咲く月
5月 皐月 さつき 早苗月(苗を苗代から田に植え替えること)より
6月 水無月 みなづき 梅雨明けて水の枯れる月
7月 文月 ふづき 七夕に託し文をしたためる月
8月 葉月 はづき 葉落つる月
9月 長月 ながづき 夜の長くなる月
10月 神無月 かんなづき 神々が出雲大社に集い、各地の神が不在となる月
11月 霜月 しもづき 霜出づる月
12月 師走 しわす しはつる月(時の果てる様)の転化

ヒジュラ暦の月の名称
 ヒジュラ暦は、イスラム社会で使われている太陰暦。ユリウス暦622年7月16日がヒジュラ暦元年1月1日となる。しかし現在では太陽暦(ルーミー暦・ペルシャ暦・グレゴリオ暦)を使用することも多い。

名称 名称の由来
1月 ムハッラム 戦いを禁ずる月
2月 サファル 戦いでうつろな月
3月 ラビー・ウル・アウワル 春の月
4月 ラビー・ウッサーニー 春の月
5月 ジュマーダル・ウーラー 寒い月
6月 ジュマーダル・アーヒラ 寒い月
7月 ラジャブ 神聖な月
8月 シャアバーン 預言者の月・離散の月
9月 ラマダーン 断食月・暑い月
10月 シャウワール 尾の月
11月 ズウル・カアダ 安住の月
12月 ズウル・ヒッジャ 巡礼月

フィンランド語の月の名称
 フィンランド語の月の名称はラテン語を由来とする他のヨーロッパ諸国の名称と違い、農耕に根ざした名称を採用している。

名称 名称の由来
1月 tammikuu 冬の真ん中の月
2月 helmikuu 水滴も凍る厳冬期の月
3月 maaliskuu 雪解けに土が顔を出す月
4月 huhtikuu 開墾を始める月
5月 toukokuu 種まきの月
6月 kesäkuu 畑をすきなおす月
7月 heinäkuu 干草を作る月
8月 elokuu 収穫の月
9月 syyskuu 秋が始まる月
10月 lokakuu 雨や霧で畑が泥まみれになる月
11月 marraskuu 慰霊の月
12月 joulukuu クリスマスの月

作成 2004.06.20/更新 2004.06.20
言葉
<0114  北海道雑学研究会TOP  0116>

copyright (c) Hokkaido Zatsugaku Society