0017.インドの仏教徒
♪ほんだばーさのゲ~ボゲボ♪様 からの投稿雑学
 世界中の人にブッディストとして知られている仏教徒なんですが、それは現在、インドに於ける仏教徒の数は人口比にして1パーセントに満たないんです。この数字、日本をはじめアジア諸国では考えられないでしょう!?
 ナンデ、インドにはそんなに仏教徒が少ないのかですが、《『インドに於ける』》仏教が人々の日常生活に不可欠な死者儀礼、祖先崇拝儀礼、結婚式などの通過儀礼、祈願儀礼などに《『無関心』》だったのが原因なんだそうです。(ちなみに、日本ではこれらの儀礼は『お寺』が行っていますね)
 そもそも仏教は欲望を抑え、我に固執する事から離れるという倫理的な生き方を説いてきた。そんな訳で仏教本来の悟りや倫理的な生き方の中には儀礼的な物は必要なかったのですね。しかしながら、儀礼的な物は人間が生きていく上で必要不可欠な物で、仏教徒に対してもそれらの儀礼は必要だった。そこでインドの人達は昔から有るヒンドゥー教の儀礼を取り入れた。そんな訳でインドではしだいに仏教がヒンドゥー教に吸収されて力を失った。
 さらに12世紀以降にイスラム教徒の侵入が有った事も仏教徒の数を減らしていった要因だという。


たろうの補足
インドにおける仏教徒の数は全人口の1%に満たないとはいえ、インドの人口は約10億人もいるため、その信徒数は約400万人にものぼる。これはガンジーらとインド独立運動に携わり、不可触民解放運動を指導したビムラオ・ラムジ・アンベドカル(1891~1956)の影響により、多くの不可触民の人々が改宗した結果である。
仏教の開祖はシャカことガウダマ・シッダールダ(尊称:釈迦牟尼)。紀元前5世紀ごろの人物とも前4世紀ごろの人物ともいわれている。彼の教えは当時の王族・商人・手工業者に支持された。
シャカの教えを厳守する上座部仏教(小乗仏教)は主に現在の東南アジア地方に伝わっていった。一方、紀元1世紀ごろナーガールジュナ(竜樹)が開いた大乗仏教は主に現在のアフガニスタン・中国・朝鮮半島・日本に伝わった。このほかにチベット・モンゴルへ伝わったチベット仏教がある。

投稿日 2004.11.20
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