0019.コンニャク
沼五郎様 からの投稿雑学
 先日テレビを付けますとね、コンニャクの製造の番組をやっていたんですよ。興味はなかったけれどぼんやりと見ているとコンニャクの中に入っている「黒いツブツブ」はなんでしょう?と言うのです。
 実は私は小学生の時にコンニャクを作った事があるのです。学研の科学という雑誌の付録に付いていたのですが、色んな物を作りました。その中の1つなんですが、作ってみたところ「黒いツブツブ」は無く、薄い肌色をしているのを良く覚えています。
 コンニャクはコンニャク芋から作られている事は皆さんご存じ。それでは黒いツブはなんでしょう?と聞かれれば分からない人は多いのではないでしょうか。実はアレ、「ひじき」なんです。これだと、へえ~で終わってしまいそうですがこれにはある事情があるのです。
 昔のコンニャクには「ひじき」は入っていなかった。ナゼ入れられるようになったか?今も昔もコンニャクには黒いツブツブが入っています。コンニャク芋はその芋の皮を取り除いて加工する訳ですがこれが難しくキレイに剥けるのは「昔」は大変な作業だったようで完全に取り除くことなく加工していたのであんなに黒かったのだそうです。
 それが現在では科学の発達により「自動皮むき器」が開発され完全にキレイに皮を取り除けるようになり販売したところ、「売り上げが落ちた」そうなんです。そのきれいなコンニャクは私が子供の頃作った物と同じです。それで仕方なく製造会社は昔の外観と同じコンニャクを作るために「ひじき」を入れて昔風にしたということです。


たろうの補足
コンニャクイモの原産地はインドシナ半島であるといわれている。日本への伝来は根菜農耕文化の北方伝来とともに、縄文時代にサトイモなどと一緒に渡来したという説などがあるが、はっきりとした確証はない。記録に残されている最初の伝来は『和名類聚抄』によるもので、大和時代(欽明天皇の時代)に医薬品として朝鮮半島から渡来したと記載されている。
コンニャクは英語でDevil’s Tongue(悪魔の舌)とかElephant Foot(象の足)と呼ばれているが、これらは俗称。正式にはKonjacであり、“Amorphophallus Konjac,k.Koch”という学術名も付けられている。
すき焼きにはよくコンニャクの類を入れるが、これは健康面から言っても良い。すき焼きの主な材料である牛肉や卵は酸性食品。人間の体は少しアルカリ性であるぐらいがちょうど良いとされているので、アルカリ性食品であるコンニャクを混ぜることによって、肉類の酸性を中和させる働きがある。また、コンニャクは食物繊維が豊富なので、肥満防止・便秘解消にも優れた食品である。

投稿日 2004.11.28
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