0022.ルネッサンス3大発明
ぽてちん様 からの投稿雑学
 私がまだ高校生の時のこと、世界史の授業でルネッサンス3大発明は「火薬」「羅針盤」「活版印刷」と習った。
 その時、先生が発明などとは言うけれど
(1) 活版印刷は既に中国で木版印刷が発明されていた。
(2) 羅針盤については、これもまた中国で既に方位磁石が発明されていた。
 と、いうような事を言っていたような気がする。
 この記憶、何分昔の事なのでハッキリと覚えて居ずに「不明確」です。そこで、それをテーマにした疑問をなんじゃそら研究会で採り上げてはどうか?とヘルのヤツに言ったところ、「(1)については時系列を調べるだけだね!(2)についても簡単なテーマだと言われ、また、スグに〈指南車〉を連想させる。指南車って何?とも思ったが兎に角、面白くないと独断と偏見でボツにされてしまいました。


たろうの補足
火薬の歴史:ルネッサンス3大発明の1つとして挙げられる火薬は「黒色火薬」といわれるもの。日本に侵攻したモンゴル軍が使用した「てつはう(現在のロケット花火のようなもの)」に使われた火薬はコレである。中国・唐の時代に書かれた『真元妙道要路』に黒色火薬と思われる記述があることから、すでにこの時代から存在していたと思われる。ヨーロッパには1200年代にイスラム経由で中国から伝来した。コレによりヨーロッパにおける戦法が激変、騎士階級が没落した。ヨーロッパではじめて黒色火薬を製造したといわれているのは、イギリスのスコラ学者ロジャー・ベーコンであるといわれている。14世紀にはイングランドやドイツに火薬の製造工場があったという記録があり、エリザベス女王の時代(16世紀後半)には、イングランドで黒色火薬が王室の専売事業となっていた。
羅針盤の歴史:中国では古くより磁石で方角を調べることが行なわれており、水に磁石の針(指南針)を浮かべる方法がとられていた。古代中国には、「指南車」と呼ばれる、常に一定の方角を指し示す人形の乗った車があったが、この原理は歯車によるもので、磁石は用いられていないことがわかっている。ヨーロッパにはペルシャ経由で伝わったといわれている。1310年、イタリアのフラヴィオジョーヤにより、現在見られる方位盤にピボットを立て、その上に磁針を載せたタイプのものが開発された。そのため航海において羅針盤の使用が可能となり、ヨーロッパは大航海時代を迎えることができた。
活版印刷の歴史:1444年、ヨハネス・グーテンベルクが金属活字の活版印刷を発明した。グーテンベルクの『四十二行聖書』は傑作といわれている。それまでのヨーロッパでは、書物はすべて「写字生」と呼ばれる人たちがすべて手書きで書き写していたものである。すでに東洋では木版による印刷技術が確立されていたが、グーテンベルクの活版印刷技術はそれとは関係なく、独自に開発されたものである。しかし、金属活字が初めて行なわれたのはやはり東洋でのことで、1232年ごろに高麗で作られた『詳定礼文』の一部に用いられたといわれているが、原本がないために裏付けがとれていない。裏付けのある最古のものは、1377年に印刷された『直指心体要節』。
これらの発明も含め、西洋と東洋の文化や技術を伝える役割を果たしたのが、現在「シルクロード」と呼ばれる道を含む3つのルート。シルクロード(オアシスルートとも)・ステップロード・マリンロードの3つがあり、古くはローマ帝国と中国を結んでいた。

投稿日 2004.12.14
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