0026.ズワイガニ
沼五郎様 からの疑問
 またボンヤリとテレビを見ていたのですが冬と言えば矢張り「かに」料理ですね。
 ちょっと不思議に思ったのですが「ズワイガニ」なんですけれども「松葉蟹」と呼ばれたり「越前蟹」と呼ばれたりするんですけれども、みんな同じ物なんですよね。特に福井県の漁師さんは越前蟹が一番おいしいと言うのです(地元だからか?)山陰地方では松葉蟹と呼ばれているそうですが甲乙付けがたいおいしさだと言います。他の地方ではズワイガニと呼ばれているみたいなんですけれども、カニが取れた漁場によって随分と値段が異なるのですね!例えばロシア産のものはお手頃な価格でオイシイです。その値段の差は驚くくらい開いて居るんですけれどもね、本当に産地によって味が違うのか?以前、丹後の城之崎温泉で最高級と言われるカニを食べましたが、ソンナに大して味は変わらないと思います。
 ただ近年、漁獲高は激減してるそうです。ロシア産はドウなのかな~?オイシイですけどね…。


たろうの回答
一般的には「ズワイガニ」と呼ばれている。漢字で書くと「楚蟹」となり、「楚(すわえ)=木の枝や幹から伸びた若い小枝」のことを指し、この「すわえ」が訛ったものであるといわれているが、詳しいところは不明である。日本では『古事記』にも登場するほどで、昔から食用とされてきた。
ズワイガニは地方によりさまざまな名称がある。「松葉蟹」(山陰地方)・「越前蟹」(北陸地方)・「間人蟹(たいざがに)」(丹後半島)・「ヨシガニ」(北海道・東北地方)・「津居山蟹」(兵庫県)などである。これらはすべて「オス」だけの名称で、メスには「セイコガニ」「セコガニ」「コガニ」(いずれも山陰地方)・「コウバコガニ」(北陸地方)などと呼ばれている。英語ではqueen crabやsnow crabと呼ばれている。
ズワイガニは一般的に水深200~400mの砂泥地に生息している。両極地方を中心に世界的に広く分布しているが、日本近海では日本海やオホーツク海、千葉県以北の太平洋に分布し、特にズワイガニの名産地として知られている能登半島沖-隠岐島周辺に広く分布している。
日本海産のズワイガニと、北洋産のズワイガニを見分けるポイントの一つは「甲羅についた黒い星」のあるなし。この「黒い星」の正体は「カニビル」というヒルの仲間である。これがあるものが日本海産、ないものが北洋産である。
北海道で水揚げされるズワイガニは、オホーツク近海で獲れたロシア産がほとんどである。味は生育環境の差があるとはいえ大差があるわけではない。しかし、毛ガニ・花咲ガニ・タラバガニの産地でもある北海道でズワイガニはあまり珍重されておらず、比較的廉価で入手することができる。
乱獲により、ズワイガニの個体数は以前と比べて激減した。そのために、その漁には現在厳しい制限が課せられている。

投稿日 2005.01.13
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