0034.「お萩」と「ぼた餅」
Hoshiyan様 からの投稿雑学
 結構、あちこちのサイトで説明されていますが、大方は「お萩」は秋のお彼岸に、萩の花のように小ぶりで粒餡を使用し、「ぼた餅」は牡丹の花のように、ちょっと大きめにこし餡で作る、ってとこでしょうか?
 あと、餡ときな粉の違いを説明しているものもあります。
 秋・春のほかに夏には「夜舟」冬には「北窓」という呼び名があることから、地方によって違いはあるものの、現在では同じ食べ物を季節によって言い分けていると考えられる。

たろうの回答
秋に「お萩」、春に「ぼた餅」と呼ばれるこの食べものは、春の豊穣祈願、秋の収穫感謝の時に太古の昔から供えられてきた風習に由来する。源氏物語にも「亥の子餅」という、お萩に似た食べものの記載が見られ、旧暦の十月(亥の月、現在の11月)の最初の亥の日にこの餅を食べることにより万病を防ぎ子孫繁栄をもたらすという、中国の習慣に倣った当時の習慣をうかがうことができる。
「お萩」「ぼた餅」には多くの別名があり、Hoshiyan様も指摘している夏の「夜舟」・冬の「北窓」は、どちらももち米を搗(つ)かずに練りつぶして作ることから「搗き知らず」=「着き知らず(夜舟)」=「月知らず(北窓)」にかけて名付けられたものである。
また、飯(はん)を搗かずに握りつぶすことから「半殺し」、搗く音を立てずに作るので隣の家の人も気づかないことから「隣不知(となりしらず)」という別名もある。
関西・加賀方面では「掻餅(かきもち)」、秋田には「なすべり餅」という呼び名もある。

投稿日 2006.08.14
<0033  投稿雑学TOP  0035>

copyright (c) Hokkaido Zatsugaku Society