0038.送電線の弛み
Hoshiyan様 からの投稿雑学
 鉄塔と鉄塔間の高圧送電線が、いやに弛んで張ってあるのを見たことがないだろうか?それには理由がある。
 「季節の温度の変化によりケーブルが伸縮するため予長を取っているためだ」と答えたのはHoshiyanだ。実はそれは主な理由ではない。
 ケーブルをピンと張ると、鉄塔間の鉄塔の等距離のところに送電線の総重量がかかり、送電線の材料のアルミが耐えきれず、切断されてしまうからだ。
 つまり、重い荷物を二人で持つ時 腕を下げてならもてるが、二人で腕を水平にして荷物を持つと負担が大きく困難であることと同じだ。


たろうの補足
このケーブルの弛みが描く放物線状の曲線を「カテナリー曲線(懸垂曲線)」といい、力学的にも安定していることが証明されている。ちなみに「カテナリー」とはラテン語で「チェーン」を意味する“catena”に由来している。
カテナリー曲線は送電線のほか、建築物やアーチ橋梁、ドームの設計などにも応用されている。

投稿日 2006.08.19
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