0041.瞬間接着剤
Hoshiyan様 からの投稿雑学
 物を瞬間接着剤で接着させるとき「もう乾いたかな?」は化学的にいうと間違いである。
 瞬間接着剤は小さな分子が次々につながる重合反応で、プラスチックのような高分子構造になる。しかし、重合反応はそのままでは起こらず開始剤の助けがあって始まる。瞬間接着剤の主成分シアノアクリレートは水分、HOが分かれてできる水酸化イオンOHに触れるとたちまち重合を始める(チューブから出ると空気中の水分と反応する)。つまり、乾くというより濡れてくっつく訳だ。
 貴方が乾かそうとして、接着部をフーッと吹くのは、吐く息が水分を多量に含んでいるので、OHを加える意味で正しい。

たろうの補足
瞬間接着剤は1955年、アメリカで防弾ガラスの研究中の出来事がきっかけで誕生した。日本では1962(昭和37)年に工業用としての使用が、1972年には家庭用のものが登場した。
瞬間接着剤には医療用のものや、化石などの仮止め用のものも存在する。

投稿日 2006.08.24
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