0059.グリーンフラッシュ
Hoshiyan様 からの投稿雑学
 青空が青い訳は「波長の短い青が大気の微粒子にぶつかり散乱し、人の目に入ってくるので青く見える」という説明がよくある。じゃあ、青より波長の短い紫はというと最上層で散らばり、その下に青が広がる、人の目は、紫よりも青を強く感じるから青空は青いのである。
 これとよく似た話で、夕焼けが赤やオレンジ色に見える訳が解説されている。(その説明は、ここでは割愛)夕日が赤やオレンジ色とばかりとはいえない。条件が整えば夕日の一部が緑色になることがある。これを“グリーンフラッシュ”といい、見た者には幸運が訪れるという。“グリーンフラッシュ”が現れる理由は、太陽光が地球の丸みに沿った大気によって、プリズムのように曲げられ屈折し、大気の波長分散によって、緑の波長だけが人の目に届き大気のゆらぎによってフラッシュすると考えられている。大気が澄んで、昼夜の寒暖のさの大きい北日本で現れる可能性が高い。
 でも、どうしても見たい方は、大気が澄んでいる日の夕焼けを双眼鏡で観察すると比較的見えやすい。(ただし必ず減光すること、しないと失明の危険がある)

たろうの補足
Hoshiyanさんがおっしゃる、昼間の空が青く見える原理は「レイリー現象」と呼ばれている。夕焼けや朝焼けの空が波長の長い赤やオレンジ色に見えるのは、地上に到達する前に青や紫などの短い波長の光がレイリー現象により散乱してしまい、大気中を通過してきた波長の長い赤やオレンジ色の光のみが地上に到達するためである。つまり“グリーンフラッシュ”は、波長の短い青・紫系の色と波長の長い赤・オレンジ系の間にある緑色の波長の光が地上に到達したときに見える、というわけである。
ちなみに火星の場合、大気による短い波長の光の散乱よりも、ちりによる長い波長の散乱の方が強いため、昼間の空の色はピンク色で、夕焼けの色は青く見える。

投稿日 2007.03.10
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