0061.アカゲサルの社会
Hoshiyan様 からの投稿雑学
 アカゲサルは、きわめて厳しい母系社会を形成している。そして、その地位は世襲制で、地位の高いメスの地位は娘が継承する。
 例えば、上位のメスが水を飲もうとした時、地位の低いメスはどんなに自分が喉が乾いていても、水飲みの順番を譲らねばならない。だから、上位のメスは、権威を継承するためには娘を産んだ方がいい。
 他方、オスつまり息子は、成長すれば群れを出て行かなければならない。しかし、オスは、その出生とは関係なく、成獣となれば努力(言葉が適切か疑問)次第で上位のメスと交尾できるし、群れのトップになることもある(トップになれば複数のメスと交尾し遺伝子を残す意味で飛躍的に有利になる)。
 そのため、下位のメスは、娘を産んで娘が下位の地位を継承させるよりは、息子を産んだ方が有利である。しかるに、上位のメスは娘を産む確率が極端に高く、下位のメスは、息子を産むことが多い。

たろうの補足
アカゲサルは霊長目オナガザル科のサルの一種で、別名をリーサスザルという。西はアフガニスタン・インド北西部から、東は中国海南島・ベトナムまで生息する。
「Rh血液型」は、赤血球表面のD抗原のあるなしによってプラス・マイナスに分類される血液型の一種で、1940年にオーストリアの医学者カール・ラントシュタイナーとアレクサンダー・ヴィナーが発見した。このとき実験に用いられたのがアカゲサルで、その別名リーサスザルの英語名(Rhesus monkey)の頭文字をとって「Rh血液型」と名づけられた。

投稿日 2007.03.14
<0060  投稿雑学TOP  0062>

copyright (c) Hokkaido Zatsugaku Society