0066.ヒョウモンチョウ
Hoshiyan様 からの投稿雑学
 モンシロチョウならキャベツ、アゲハチョウならミカン、キアゲハチョウは人参という具合に卵を産卵する植物が決まっている。理由はもちろん孵化した幼虫が食料にするためだ。チョウの親心を感じる話だ。
 ヒョウモンチョウの幼虫はスミレが食料であるが、親チョウはスミレに卵に生んでくれない。ヒョウモンチョウの親は触覚を使ってスミレを探し発見すると、意地悪をするようにわざわざスミレから離れた木の根元や草の茎に産卵する。
 なぜそうした産卵行動をとるのか、スミレに産卵すると卵に寄生虫がつく確率が高くなるのでそれを避けるためと説明もあるが、合理的な理由は分らない。

たろうの補足
日本に生息するヒョウモンチョウ類は、全部で8属14種。世界的に見ると寒帯から熱帯までさまざまな地域に生息するが、日本ではおもに涼しい気候を好む種が多い。そのため、北日本に多く見られ、西日本では主に冷涼な高原地帯に生息していることが多い。
日本に生息するヒョウモンチョウのうち、アサヒヒョウモンは1965(昭和40)年に国の天然記念物に指定されているが、他の種類も20世紀後半から個体数が激減し、2000(平成12)年に公表された環境省のレッドリストには、オオウラギンヒョウモンが絶滅危惧種として挙げられている。
ほとんどの日本のヒョウモンチョウは、冬は卵または弱齢幼虫として越冬し、晩春に羽化する。夏は一時的に「夏眠」し活動を停止、秋になると活動を再開する。

投稿日 2007.05.27
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