0074.富士山頂の積雪
Hoshiyan様 からの疑問
 「頭を雲の上に出し♪」と歌われる富士山であるが、雲の上にある山頂に雪が積もるのは不思議である。これはどうしたことだろう?

たろうの回答
まず結論からいうと、富士山頂の標高(3776m)よりも高いところに位置する雲と、低いところに位置する雲があり、富士山頂に雪が積もるのは、山頂より高いところに位置する雲から降る雪がもたらしたものである。世界最高峰のエヴェレスト(チョモランマ)の山頂に雪が積もっているのも、同じ理由。
世界気象機関(本部:ジュネーヴ)では、雲の基本的な種類を10種類に分けている。富士山頂よりも低い位置にある雲としては層雲・乱層雲などが、同じ程度に位置するものとしては高層雲・高積雲が、高い位置には巻積雲・巻層雲などがある。また、積乱雲(いわゆる入道雲)は、低層部から最大高度12000mにまで及んでおり、激しい雷雨(雪)をともなうことが多い。
ちなみに富士山頂の積雪量がもっとも多くなるのは4月中旬ごろ。これは富士山が太平洋側に位置しており、一般的な冬の時期にはあまり雪が降らず、春になって太平洋側でも雨が多くなってくる時期に、気温の低い山頂部では雪が多く降り出すため。

投稿日 2008.01.19
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