ひとくち雑学

ロシア語では、イクラ(サケの卵)のことを「赤イクラ」、キャビア(チョウザメの卵)のことを「黒イクラ」という。

「奴隷」があいさつになった?「チャオ(Ciao)」

 「チャオ」というあいさつの表現があります。聞いたことがある方も多いと思います。

「チャオ」は気軽なあいさつ言葉

 この言葉はもともとイタリア語で、友だち同士で使われる「やあ!」という気軽なあいさつの表現で”Ciao!”と書きます。また「チャオチャオ!」と2度繰り返し、「またね!」という、別れのあいさつとして使われることもあります。

 さらに英会話でも、イタリア語と同じように、くだけたあいさつの表現として使われています。

「チャオ」の由来は「奴隷」?

 意外なことに、この言葉は「奴隷」という意味の「スキャーヴォ(schiavo)」というイタリア語が由来となっています。

 古い丁寧なあいさつの言葉に「あなたの奴隷=仰せの通りに」という意味の「スキャーヴォ・スオ(Schiavo suo.)」という言葉があります。

 ヴェネチア方言では「スチャーヴォ(sciavo)」とか「スチャオ(sciao)」といわれていて、20世紀の初めごろ、この言葉が「チャオ(ciao)」という簡単なあいさつとして広まり、友だち同士のあいさつの表現として、使われるようになったといわれています。

日本でも使われる「チャオ」

 ちなみに日本では、『ひょっこりひょうたん島』の「博士」が「チャオ!」を口癖とするキャラクターとして有名です。また、このあいさつを由来とした、小学館の少女向け漫画雑誌「ちゃお」があります。

投稿者プロフィール

たろう
元学習塾講師。
雑学と街歩きについての記事を、主に書いています。
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ウメボシイソギンチャク

 Actinia equina。触手を引っ込めると、直径は5cmほどの梅干しのような見た目になることから名付けられました。
 本州から九州にかけて、また地中海で見ることができます。神奈川県真鶴半島に生息するものは、県指定の天然記念物になっています。
 相模湾にもかつて生息していましたが、関東大震災による海岸隆起でほとんど死滅してしまいました。

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