ひとくち雑学

「ペンギン」は、本来北極に生息していた「オオウミガラス」を指す言葉だった。しかし、乱獲によって1840年代~1850年代に絶滅。その後、姿かたちからその生態にいたるまで共通点の多い、南極に生息する「ペンギン」を指す言葉として定着していった。

率直に言ってフランク人?

カール大帝

 「率直に言うと」、英語では“Frankly speaking”といいます。「フランクに言うと」なんていうときのアレです。

「フランクな」の由来は民族の名前

 この「フランク」という言葉、世界史を勉強したことのある方なら、中世ヨーロッパの“フランク王国”を思い浮かべるかもしれません。そう考えたあなた、正解です!

 実は「フランクな」という言葉、ズバリ、フランク王国を建国した「フランク人」が由来となっています。

なぜ民族の名前が「率直な」という意味に?

 ではなぜ民族の名前が「率直な」という意味になったのでしょう?

 フランク人は、ローマ帝国が衰退した後、ヨーロッパ大陸の大部分を支配した、ゲルマン系の部族の一つです。記録として初めて登場するのは、西暦3世紀のことです。

 「フランク」の本来の意味は「勇敢な人々」「大胆な人々」などといわれています。

 5世紀後半にはフランク王国を建国し、やがて西ヨーロッパ全域を支配するまでに拡大しました。

 フランク王国が全盛期を迎えた西暦800年、カール大帝(シャルルマーニュ大王)がローマ教皇より皇帝の冠を戴き、神聖ローマ帝国が誕生しました。

 この時代、自由を与えられていたのがフランク人だけでした。この「自由なフランク人」のイメージが、後に“Frankly speaking”という言葉につながっていったといわれています。

 ちなみに、この「フランク」という国名、現在は「フランス」として世界中に知られています。

投稿者プロフィール

たろう
元学習塾講師。
雑学と街歩きについての記事を、主に書いています。
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かつてアメリカで唯一国鉄があった州はどこ?

  • カリフォルニア州
  • ハワイ州
  • アラスカ州

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アラスカ州

 1914年、アメリカ連邦政府がアラスカ・ノーザン鉄道から鉄道路線を購入し、1985年まで経営していました。
 現在はアラスカ州政府が所有しており、公営であるということに変わりはありません。
 なお、アンカレッジの街は、連邦政府がアラスカ鉄道の本社をアンカレッジに置いたことをきっかけとし発展しました。

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