ひとくち雑学

学校にも仕事にも行かない無業者を指す「ニート(NEET)」は、“Not in Education, Employment or Training(教育、雇用または職業訓練に参加しない若者)”の略で、イギリスの労働政策から生まれた言葉。日本ではニートの対象となる年齢を15歳以上35歳未満と定義している。

率直に言ってフランク人?

カール大帝

 「率直に言うと」、英語では“Frankly speaking”といいます。「フランクに言うと」なんていうときのアレです。

「フランクな」の由来は民族の名前

 この「フランク」という言葉、世界史を勉強したことのある方なら、中世ヨーロッパの“フランク王国”を思い浮かべるかもしれません。そう考えたあなた、正解です!

 実は「フランクな」という言葉、ズバリ、フランク王国を建国した「フランク人」が由来となっています。

なぜ民族の名前が「率直な」という意味に?

 ではなぜ民族の名前が「率直な」という意味になったのでしょう?

 フランク人は、ローマ帝国が衰退した後、ヨーロッパ大陸の大部分を支配した、ゲルマン系の部族の一つです。記録として初めて登場するのは、西暦3世紀のことです。

 「フランク」の本来の意味は「勇敢な人々」「大胆な人々」などといわれています。

 5世紀後半にはフランク王国を建国し、やがて西ヨーロッパ全域を支配するまでに拡大しました。

 フランク王国が全盛期を迎えた西暦800年、カール大帝(シャルルマーニュ大王)がローマ教皇より皇帝の冠を戴き、神聖ローマ帝国が誕生しました。

 この時代、自由を与えられていたのがフランク人だけでした。この「自由なフランク人」のイメージが、後に“Frankly speaking”という言葉につながっていったといわれています。

 ちなみに、この「フランク」という国名、現在は「フランス」として世界中に知られています。

投稿者プロフィール

たろう
元学習塾講師。
雑学と街歩きについての記事を、主に書いています。
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夢を食べるといわれるバク、実際は?

  • 肉食
  • 草食
  • 雑食

正解!正解!

不正解!不正解!

草食

 古代中国の伝説上の生物としてのバク(獏)は、夢を食べて生きるといわれています。
 一方、見た目がこの伝説上の生物に似ていることから名付けられた、哺乳類のバクは、森に住み、木の葉や芽、若枝、果実などを食べて生きる、草食動物です。

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