月といえば、たいていは明るい黄色系の色を連想しますが、時にはオレンジ色ぽかったり、ピンク色っぽい時もありますよね。
今回はそんな月の色に関する雑学です。

青い月
同じ月に2回満月になることを、ヨーロッパでは「ブルームーン(青い月)」と呼びます。
また、春分・夏至・秋分・冬至を境目とする一つの季節で、4回満月になることも、ブルームーンと呼びます。
ただし、気象学や天文学での専門用語ではないので、ブルームーンという言葉に厳密な定義があるわけではありません。
物理的には、火山の爆発などで大気中のちりが増えると、青っぽい月が見られる場合があります。同じ理由で、緑色や赤色に見えたという報告もあります。
この現象はめったに見ることができないので、「めったにないこと」という意味の慣用句としても使われています。
赤い月
皆既月食の時は赤黒い月になります。また月食ではなくても、地平線に近いところにあるとオレンジや赤い色の月が見られます。
また「ストロベリームーン」という呼び名もありますが、これは6月の満月を指す言葉で、正式な天文用語ではありません。
もともとは北アメリカ先住民が、イチゴの収穫期である、現在のカレンダーでいう6月のことを「イチゴを収穫する月(英語でストロベリームーン)」と呼んだことにちなみます。
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