ひとくち雑学

「タヌキ寝入り」を英語では「キツネ寝入り(fox sleep)」という。

[01] 日本最北端の地を目指して

 毎年大型連休のシーズンは、1週間近く休みを取ることができ、数日間旅行に出る年もあります。

 2003年の時は、数日間車で北海道をまわる旅に出ました。この旅のスタート地点はこちらから。

早朝のサロベツ原野

2003.04.30

 早朝のサロベツ原野です。やっと夜が明け始めたころで、写真の履歴では午前4時23分に撮影したとのことです。

 サロベツ原野は、稚内から日本海に沿って南下した豊富町と幌延町の海岸沿いにある湿原で、広さは約200平方kmほどあります。海岸の砂丘と宗谷丘陵に阻まれた場所に、泥炭が長い年月をかけて堆積しできました。

 地名の「サロベツ」は、アイヌ語で「芦原にある川」を意味する「サラオペッ」または「サラマオペッ」「サラペッ」から来ています。

 日本の北端に位置するため、真冬よりは暖かいとはいえ、4月30日でも当たり前のように雪が降ります。

 この日はここをスタート地点としていったん稚内市街へ、それから宗谷岬を回り、オホーツク海を南下して、可能な限り車を進めてみることにしました。

稚内港北防波堤ドーム

 サロベツ原野から車で1時間以上かけて北上し、日本最北端の駅である稚内駅の近くまでやってきました。

2003.04.30

 写真は稚内駅近くにある稚内港の北防波堤ドームです。

 北海道帝国大学を卒業後、北海道庁の技師として稚内築港事務所に赴任してきた土谷実が26歳の時に設計したもので、1936年に完成しました。高さ13.6m・長さ427mあり、ギリシャ建築を彷彿とさせる70本の柱の列が特徴的です。

 かつては柱の列の向かい側に船着場であり、終戦までは、近くの稚内駅から降りた乗客が、ここに停泊していた連絡船に乗り、樺太まで渡っていました。稚内から樺太へは、鉄道省が運営する大泊(現在のコルサコフ)行きの稚泊航路と、北日本汽船が運営する本斗(現在のネベリスク)行きの稚斗航路がありました。

 現在も樺太行きの船は存在していますが、この場所からは発着していません。

日本最北端の地・宗谷岬

2003.04.30

 車をさらに進め、日本の北端である宗谷岬までやってきました。

 宗谷岬公園の、そのまたいちばん北に位置する、日本最北端の地の碑です。北緯45度31分22秒・東経141度56分11秒に位置します。碑の高さは緯度にちなんで4.53mあります。

 天気が良く空気が澄んでいる日はここから43km先にある樺太島を見ることができます。

 ここまでのおおよそのルートです。

 途中休憩を入れながらここまでやってきたため、サロベツ原野を午前4時30分ごろに出発し、宗谷岬に到着したのが午前10時ごろになってしまいました。

 車はオホーツク海沿いに南へ進んでいきます。

2003.04.30

投稿者プロフィール

たろう
元学習塾講師。
雑学と街歩きについての記事を、主に書いています。
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