釧路からどのルートをまわったのかよく覚えていませんが、写真を見る限りでは、朝に釧路に着いたあとは、夕方に日高の海を見ていました。
釧路方面から日高へ抜けるルートとして、襟裳岬付近を通るものがあります。
しかし、襟裳岬まではかなり時間がかかるため、少し手前の山地に峠道をつくり、ある程度のショートカットがなされています。
十勝-日高間のショートカット・野塚トンネル
広尾町(十勝管内)と浦河町(日高管内)を結ぶ、全長4232mの野塚トンネルです。
このトンネルの工事は難航し、1979年に工事が始まり1990年に貫通、開通は1997年9月25日と20年近くの歳月をかけて完成しています。
この旅をした2003年当時、北海道でいちばん長い自動車道のトンネルでしたが、2011年2月2日、えりも町にえりも黄金トンネル(4941m)が、また、2011年10月29日には道東自動車道に穂別トンネル(4320m)が開通したため、現在では北海道で3番目に長い自動車道のトンネルとなっています。
このトンネルを通ったのが午後4時半ごろで、冒頭の日高の海で夕日を眺めたのが夕方の6時半ごろです。2枚の写真の間に、およそ2時間の差があります。
こうして、根室から釧路、十勝を通り、野塚トンネルを抜け、日高にやってきました。
この日は、途中自宅近くを通過し、積丹半島を小樽側からまわり、道沿いの道の駅で車中泊しました。
北海道の西側に来ました
翌朝、前日の北海道の東の端とは反対側、北海道の西に位置する岩内町に来ました。
写真の奥に見える建物は、北海道電力の泊原子力発電所です。
1号機は1989年に運転が開始されました。2号機は1991年、3号機は2009年に運転が開始されています。
陸側の入口のゲートは、原子炉のかなり手前にあります。さらに陸側は山に阻まれており、発電所の関係者ではない人間は、原子炉を間近に見ることができません。
海側からも、かなり遠い位置でないと、原子炉を見ることができないほど、厳重に守られています。
ニセコ
岩内から内陸に入り、ニセコの道の駅まで来ました。
ニセコという町の名前は、アイヌ語の「ニセイコアンペツ(峡谷にある川)」という意味からきています。このニセコアンペツ川の源流がある山が「ニセコアンヌプリ」です。
ニセコ町は、1901年に真狩村(まっかりむら)から分かれて誕生した町で、当時は狩太(かりぶと)という地名でした。1964年にニセコ町と町名が変わり、1968年に狩太からニセコに駅名も変わりました。
現在は1年をとおし、さまざまなレジャーを楽しめる有名なリゾート地となっています。
いよいよ2003年大型連休の旅も終わりに近づきます。
2003.05.01-02
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