夕張鹿鳴館(旧北炭鹿ノ谷倶楽部)

 夕張市・鹿ノ谷にたたずむ、夕張の石炭産業全盛期時代、当時の北炭(北海道炭鉱汽船)が、重役たちの社交場として、1913(大正2)年に建造したもの。1954(昭和29)年には、昭和天皇・香淳皇后両陛下も宿泊された、由緒正しい建造物である。炭鉱閉山後は夕張市に譲渡され、改修を経て1994(平成6)年より一般公開された。2007(平成19)年の市財政破綻後、その存続が危ぶまれていたが、2009(平成21)年9月より、一部がレストランとして利用され、現在も往時の姿を垣間見ることができる。

 写真は2006年8月24日撮影。