
今回は我が家の本棚より、洋書の紹介。”Inside The Titanic”というタイトルのこの本、イラストは、タイタニックを描かせたら右に出る者はいない、ケン・マーシャルによるもの。深海の暗闇の中で、全体が見えないというタイタニック調査も、彼が分析して描いた全体図をもとに進められているというほどです。
さて、そんなマーシャルが、タイタニック号の内部を緻密に描いた一冊がこの”Inside The Titanic”。ただの図鑑としてではなく、読み物としても楽しめます。処女航海の出港から航海中、沈没、そして海底での発見に至るまで、沈没した1912年当時の貴重な写真もまじえながらタイタニック号の隅々まで知ることができます。
全編英語で、日本語版は出ていませんが、英語が苦手という方も、イラストを見ているだけでも楽しいですよ。また、あまり他では取り上げられない2等船室の絵までバッチリ描かれています。