ひとくち雑学

イギリスの公用語がフランス語だった時期がある。
1066年、イギリスがノルマン地方(現在フランス領)を征服して以降、13世紀の半ばごろまでフランス語が公用語だった。しかし、フランス語を公用語にすること自体にはかなり抵抗があったため、1362年、法廷用語は英語と定める議案が国会を通過し、再び英語が公用語として復活した。

キングサーモンがいるなら、クイーンサーモンもいるの?

できることならエースからキングまで揃えてみたい

 キングサーモンはお寿司のネタとしてもよく知られた魚で、日本語では「マスノスケ」といいます。

 では「キングサーモン」がいるなら、トランプのキング・クイーン・ジャックのように「クイーンサーモン」とか「ジャックサーモン」という名前の魚もいるのでしょうか?

商品名としてなら「クイーン」や「ジャック」もいます

クイーンサーモン

 残念ながら、正式な名前としての「クイーンサーモン」はいません。ただし、北海道のニジマスの3倍体(通常、遺伝子は2つ1組で2倍体といいますが、遺伝子の異常で3つ1組になったものを3倍体といいます)の商品名としてのクイーンサーモンはいます。ちなみに栃木県では、同じものを「ヤシオマス」として売っているそうです。

 この3倍体のニジマスのメスは成熟しないため、普通のニジマスよりも長生きで、さらに味もよいそうです。またニジマスは、正確には「サーモン」ではありません。しかし「クイーントラウト(トラウト=マス)」という別名はあります。

ジャックサーモン

 そして「ジャックサーモン」。

 こちらも正式な名前としては存在しませんが、小ぶりのキングサーモンのことを、トランプの「キング」と「ジャック」にちなんで「ジャックサーモン」と呼ぶことがあります。

カニの場合はキングもクイーンもいます

 一方カニの世界では、正式な名前として、キングもクイーンもいます。

 「カニ」は英語で「クラブ(crab)」といいます。これに「キング」が付くと「タラバガニ(キングクラブ)」となり、「クイーン」が付くと「ズワイガニ(クイーンクラブ)」となります。ちなみに毛ガニは、英語でも「毛の生えたカニ」という意味の「ヘアクラブ」といいます。

投稿者プロフィール

たろう
元学習塾講師。
雑学と街歩きについての記事を、主に書いています。
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