まだ生きている魚を、まな板の上でさばこうとすると、魚はバタバタと暴れだします。
痛いの?怖いの?と、つい思ってしまいますが、実は、魚はまったく別の理由で暴れているのです。
魚は痛みも恐怖も感じません
実は、魚には痛みを感じる「痛点」というものは、基本的に存在しません。つまり、魚が「痛い」と感じることはないのです。また「怖い」という感情を持つこともありません。
では、なぜ魚はまな板の上で暴れるのでしょうか?
魚が暴れるのは人間の“体温”が関係していた
まな板の上の魚が暴れるのは、実は、人間と魚の「体温差」が関係しています。
魚の体温はおおよそ12℃で、対する人間の体温は35~36℃ぐらいあります。
つまり、魚は自分の体温よりも20℃以上高い人間の体温に対して「熱いよぉ~」と抵抗していたのです。
人間でたとえるなら、熱いお茶を素手で直接触ってしまったり、60℃ぐらいに熱くしたお風呂に、足を入れようとした瞬間、とっさに足を引っ込めてしまうアレと同じ理屈です。
生きた魚をさばくときに、人間の体温にびっくりして、魚をできるだけ暴れさせないようにするには、あらかじめ、手を冷たい水に冷やすなどしてから、調理すると良いかもしれません。
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