ひとくち雑学

石油の採れるところの近くには、なぜかエビがたくさんいる。

まな板の上の魚が暴れるのは、人間の○○が関係していた!

痛くて暴れているわけではないのでご安心を

 まだ生きている魚を、まな板の上でさばこうとすると、魚はバタバタと暴れだします。

 痛いの?怖いの?と、つい思ってしまいますが、実は、魚はまったく別の理由で暴れているのです。

魚は痛みも恐怖も感じません

 実は、魚には痛みを感じる「痛点」というものは、基本的に存在しません。つまり、魚が「痛い」と感じることはないのです。また「怖い」という感情を持つこともありません。

 では、なぜ魚はまな板の上で暴れるのでしょうか?

魚が暴れるのは人間の“体温”が関係していた

 まな板の上の魚が暴れるのは、実は、人間と魚の「体温差」が関係しています。

 魚の体温はおおよそ12℃で、対する人間の体温は35~36℃ぐらいあります。

 つまり、魚は自分の体温よりも20℃以上高い人間の体温に対して「熱いよぉ~」と抵抗していたのです。

 人間でたとえるなら、熱いお茶を素手で直接触ってしまったり、60℃ぐらいに熱くしたお風呂に、足を入れようとした瞬間、とっさに足を引っ込めてしまうアレと同じ理屈です。

 生きた魚をさばくときに、人間の体温にびっくりして、魚をできるだけ暴れさせないようにするには、あらかじめ、手を冷たい水に冷やすなどしてから、調理すると良いかもしれません。

投稿者プロフィール

たろう
元学習塾講師。
雑学と街歩きについての記事を、主に書いています。
YouTubeチャンネル「たろ散歩」もぜひご覧ください!
クイズに挑戦!

次のうち液晶の原料として使われていたものはどれ?

  • アワビの成長ホルモン
  • クラゲのタンパク質
  • イカのコレステロール
  • ナマコの脂肪

正解!正解!

不正解!不正解!

イカのコレステロール

 イカの肝臓から取り出されるコレステロールが使われる「コレスティック液晶」という種類の液晶に使われています(現在は合成によって作られます)。
 この液晶は、電源が切れた状態でも画面を表示したままにできるのが特徴です。
 なお、パソコンなどのディスプレイで主に使用されているものは「ネマティック液晶」という種類のもので、こちらにイカは使用されていません。

▶こちらのクイズにもぜひ挑戦してみてください!

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